STAFF:ONE’Sを優勝した率直な感想を聞かせてください。

KEITA:去年と違って率直に嬉しいという感じではなかったですね。どちらかというと安心した。という感じでした。一安心しました。

STAFF:ONE’Sを2連覇したことに対してどう思いますか?

KEITA:常に勝ち続けなければいけない立場だと考えているので、当たり前といえば当たり前なのかな。と思います。けど、今まで2連覇した人っていないわけで、それを成し遂げられたのは良かったですね。これからも常に勝ち続ける延長にONE’S FINALがあると思っているので、この感覚で来年も、再来年もやっていきたいです。

STAFF:去年のONE’S FINALのインタビューでTMYについて話していましたが、今回そんなTMYに勝ちました。勝った今、何を思いますか?

KEITA:いや、マジで最高でした!!心の底から“やってやったぜ”って感じでした。正直今回のFINALはTMYさんを倒すためだけに気持ちを入れていたので、あのステージで実現できたことはかなりでかいのかなって思います。
STAFF:これで世代交代なのか?という声もありますが、どう考えていますか?

KEITA:それはないです。世代交代というか、俺の上からTMYさんがいなくなる事はないのかなって。今回は自分の方が目立ってただけで、きっと明日やったら負けるかもしれないし。今回たまたま勝てただけで、まだまだ勝てないですよ。技術だったり、見栄えなど2倍3倍TMYさんの方が凄いですね。
今のところ、5戦1勝4敗なので、10戦の時に6勝までもっていけていたら、俺の勝ちです。まだまだ追い続けます。
STAFF:FINALの3回戦とトーナメントの選び方を振り返ってみてどうでしょうか?

KEITA:あのポジションを選んだのはとにかくTMYさんとやりたかったっていうのがありました。前日までは逆のブロックを選んで決勝でTMYさんのイメージをしていたのですが、当日になってどうせやるなら1回戦で負けるか、優勝するかっていう選択でいいのかなってなりました。2位も1回戦負けも自分の中では同じだったので、いちかばちかって感じですね。トーナメントを組む段階でTMYさんを倒せば優勝できるっていうイメージがあったので、あのポジションを選びました。
STAFF:決勝カードでTMY戦を望む声も多かったが

KEITA:そこはもちろん考えましたよ。けどこれは俺の戦いでもあるので、望んでくれた人にはごめんなさい。って感じでした。

STAFF:他には、決勝REGSTYLE対決という声もありましたが

KEITA:それはもちろん頭にありました。左ブロックはKO-YAさんがくるだろうなっていうイメージでしたし、そのイメージは作り上げていました。

STAFF:ではTMY戦を振り返ってみてください。

KEITA:気持ちが前に出過ぎてしまって正直何も覚えていないんです。とりあえずめちゃくちゃ緊張していて、落ち着かないし、手も震えるし。かなりびびってましたね。なので気持ちだけでいったらいい方向にいったって感じです。あの感じは初めてでしたね。
STAFF:YuI戦はどうでしょうか。

KEITA:かなり落ち着いていました。TMYさんとの後というのもあり、ふっきれていましたし、自分の中で優勝できるって感覚がありました。YuIとは去年も決勝でバトルしていますが、今回はやったことのない技を出せたくらい視野が広がっていたので、去年とは全く違う感じで戦えました。
STAFF:KO-YA戦はどうでしょうか。舞台裏も含めて教えてください。

KEITA:やっぱり裏でもステージでもピリピリ感はあったし圧は感じました。けど、REGSTYLEのショーがONE’Sの決勝のカードが決まった後だったので、ONE’Sの相手というよりチームメートとして、勢いのあるKO-YAさんがいてくれるという心強さはありましたね。ショーが終わった後に、お互いまたスイッチが切り替わってONE’Sに挑みました。
決勝は優勝するというより、楽しめればいいかなーって。感覚だったので逆に何もできなかった感があって、申し訳なさすらありました。
けど、KO-YAさんとのバトルは本当に楽しいんですよ。いつも一緒にいるし、超仲いいし、そんな関係性だけど、あのモードを見るのってないし。だからめっちゃ楽しいです。来年1番こわい相手はKO-YAさんですね。
STAFF:3回戦でベストバトルを選ぶならどのバトルですか?

KEITA:YuI戦ですね。落ち着いていたし、新しいこと出来て、音にものれていたし、楽しかったです。

STAFF:結果発表の時はどうでした?

KEITA:長かったですよね?そこで1度疑いはしたんですけど、自信があったので大丈夫かなって感じでした。TMYさん倒しておいて決勝で負けるってないなって思っていたので。

STAFF:去年優勝して自身の中で変わった事などありますか?

KEITA:ダブルダッチがより楽しくなりましたね。自信もついたし。その中で関東のトップランカーの人たちといつも練習していて、みんな凄いんで、それをすごい純粋に楽しめるようになりました。
これはずっとですが、なにより先輩たちにはほんと感謝しています。自由にさせてくれているし、それを見守ってくれていて。ありがたいです。
あと、今年は多くの企業の方々(CypherCode,adidas,Champion.STANCE.CASIO,RedBull,Emotion)にも応援して頂けたのは嬉しかったし自信に繋がりました。こういうのをプロだけじゃなく、学生も社会人もカルチャー全体で作れたらいいなって思います。感謝しています。
STAFF:去年のインタビューでジャンプの仕方について話をしていましたが、今年1年やってきてどう思いますか?

KEITA:まだまだ難しいですね。FINALとかの舞台でやると更に難しいです。もっと身体に染み付かせないといけないなって思います。去年よりは重心位置を低く、重くジャンプできていると思うのですが、全体を通すとまだまだなので、いつ写真撮られてもかっこいいように、今年1年頑張りたいです。

STAFF:ONE’S、REGSTYLE、共に2連覇しましたが、業界も含めて先のイメージはありますか?

KEITA:去年は継続が大事って言っていたと思うのですが、2連覇をするという事は有言実行できたので良かったのかなって思います。これをあたりまえのように次も継続したいです。

ダブルダッチ業界としては、今年キャンプとかで海外の人たちが凄い伸びているなって思いました。特に韓国、フランス、ベルギーとかは凄かったです。彼らがもっと凄くなってONE’Sでも日本が脅かされるようになったら凄いなって。だから海外とかのイベントに行くのもありなのかなって思います。そういうのが当たり前になってきたら凄いカルチャーになるのかなって。
REGSTYLEとしては、勝ったり負けたり、いろんな波があって上に行けているので、出ていることに意味があって、これを継続する事が必要なのかなって思います。今も楽しいですが、全部含めてもっともっと楽しくやりたいですね。
あと、渋谷のスクランブル交差点の広告をREGSTYLEにしたいです。昔NIKEの広告で渋谷をジャックした事あったじゃないですか。あれをもう一度してみたいなって思います。

個人としては、強くありたいです。もっともっと強い男でありたいです。
去年は自分の事を第一に考えて動いていたので、今年はもっと周りを見て巻き込みたいです。イベントだったり、ワークショップだったり、ダッチャーを巻き込める楽しいことを発信したいです。
あと、インスタグラムなどの動画なども継続していきたいです。もっといろんな人が練習動画などをUPしてスキルの共有が出来ればいいなーって思うし、誰の目に留まるかわからないので、その道も作りたいですね。

後は、キングカズが辞める年齢までは絶対にダブルダッチを辞めないことです。
続けるってことへの意味を追い続けたいです。
STAFF:では最後に、このインタビューを見ている方々に一言

KEITA:ダブルダッチというカルチャーを大きくするためには、学生、オーガナイズチームなど、いろんな団体が協力していかないといけないのかなって思います。それをみんながもっとアンテナを張って、見たり、足を運んだりするだけでもっと良くなるし、ダブルダッチって1人だと出来ないスポーツだし、学生も含めて業界全体がみんな手を取り合っていけたら、凄いカルチャーになるんじゃないかなって。
その中で派閥があるのはいいと思うし、賛否両論あっていいと思うんです。
根本的にはみんなで繋がりましょう。既に先輩たちのおかげでいいカルチャーだけど、これからもっともっと面白いものを作るために、それぞれがダブルダッチをもっと楽しむために、変わっていきましょう。周りを変えるにはまず自分が変わるっていうのも必要なのかなって思います。

STAFF:何か言い残したことはありますか?

KEITA:僕にとってダブルダッチとは歯磨きと一緒です。

STAFF:ありがとうございました。